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データを保ち、守り、
届ける責任

  • 中部事業部
  • 技術職(水質保守分野)

2018年入社

現在どのような業務をされていますか?

水上での点検は汚れとの闘い

主に、木曽三川(特に長良川)の河口堰【かこうぜき】(河川の流水を制御するための施設)周辺の観測所に設置された水質自動監視装置の保守点検業務に当たっています。装置は観測所内のものに加えて水中にもあるため、船をチャーターして複数人で点検に向かいます。監視装置は非常に繊細で、藻・貝類・汚れが付着しているとデータを取得できなかったり、異常値が出たりします。

装置で取得されたデータは、国土交通省に約20分おきに送信され、60分毎にWEB上で公開されるため、作業のときは常に緊張感が走ります。汚れを徹底的に除去し、正常な状態に復旧して、元の場所に戻すこと。それらすべて水上で行う作業ゆえに、安全を確保しながらの連携力も求められる仕事です。

普段心掛けていることや仕事のやりがい、面白さを教えてください。

データを取得したその先で、どう活用されるか

WEB上に公開された水質情報は、当社のお客様を始め、近隣の住民や漁業関係の方々も参考にされています。例えば、海苔の養殖をされている漁業関係の方の場合、水温や濁度の数値は、上質な海苔を育てるための重要な情報です。一つの情報が漁場での死活問題につながることもあります。

取得したその先で、データがどう活用されるかをイメージすることが大切ですね。併せて、データの異常値を察知し、いち早くその原因を特定、スピーディーに解決することを常に心がけています。

環境計測で働きたいと思った理由を教えてください。

生き物好きにはたまらない環境

幼少期より自然や生き物が好きで、特に水生生物に強い興味を持っていました。そこから派生し、生き物を取り巻く環境について学びたいと思い、大学で海洋環境を専攻しました。そうした興味や知識・経験を活かせると感じて入社を決めました。

当社の一番の魅力は、生き物が「今まさに生きている環境」に立ち会えること。刻一刻と変化する生き物の観察を通して、環境との因果関係を知り、集めたデータから自分なりの考察を立てる。自分もそうですが、生き物好きにはたまらない職場だと思います。

未来の社員へメッセージをお願いします。

自然環境に関わる醍醐味と誇り

実は私自身、入社以来、業務自体に壁や辛さを感じたことはありません。それは、環境という分野が、私たち人間を含む全ての生命に直結しており、大きなやりがいを日々感じているためだと思います。特殊な業界で馴染みのない用語や知識もありますが、それを上回る醍醐味や誇りを見出すことができます。未来の社員のみなさんとともに、環境分野で尽力できることを楽しみにしています。

Work Flow or Schedule

どのように仕事をこなしているのか、
大まかな一日の流れをご紹介します。

  1. 9:00

    出社、各種計測機器の清掃

  2. 11:00

    計測器の動作確認および校正

  3. 12:00

    昼食

  4. 13:00

    自動測定出力値の確認および点検前測定値との比較

  5. 17:00

    帰社、報告書作成およびデータの確認

  6. 18:00

    退社